
三丁洞山城
海抜240mの山の頂上に山頂式に石を積んで作った百済時代のお城である。 この山城は、南北に長い楕円形で、周りが約350mの小さなお城である。
城壁はほとんど崩れて本来の姿を推定することが難しく、南の城壁の一部に石を積んだ痕跡のみが残っている。
山の稜線が通る北東側と南西側の城壁にある四角い突出部は、お城の脆弱地点に設けられた雉城だと思われる。また、西の城壁に近い山頂部には建物の跡とみられる平坦なところがある。城内では百済時代のものとみられる土器の破片が出土された。
山城の南東から50m距離に石を積んで作った円形の平らな施設があるが、これはのろし台と推測される。 この山城は、沃川に向かう道を守るために建てられたものとみられる。
- 指定番号 : 記念物第17号
- 位置 : 大田広域市東区板岩洞山1